テレビアンテナの台風対策方法とは?アンテナが倒れる原因も解説
台風が多い地域である日本。台風は様々な被害をもたらしますが、テレビアンテナの倒壊も重大な被害のひとつです。毎年、台風の時期になるとアンテナへの被害が心配になったり、実際に倒れてしまって困ったりした人も多いでしょう。今回は台風でアンテナが倒れてしまう原因と対策方法を解説します。
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目次
台風でアンテナが倒れる原因3つ
アンテナの台風対策をするためには、まずはアンテナが倒れてしまう原因を知ることが大切です。テレビアンテナが台風で倒れてしまう3つの原因を見てみましょう。
アンテナが高所に設置してある
2011年まで行われていたアナログ放送は、ノイズの影響が強かったためテレビアンテナはなるべく遮へい物のない高所に設置しなければなりませんでした。そのため、デジタル放送に移行した現在でもアンテナを高所に設置している家庭は多くあります。高所にあるアンテナは風の影響を受けやすいため、台風によって倒れてしまう可能性が高くなってしまうのです。
アンテナを支える部品が劣化している
屋根の上に設置するアンテナは、ワイヤーなどでしっかりと固定されています。しかし、これらの部品は消耗品なので、雨風によって徐々に劣化していきます。部品が劣化していると、台風のような大雨、強風にさらされた際に壊れてアンテナが倒れてしまうことがあります。
屋根自体が劣化している
アンテナや固定している部品に問題がなくても、屋根自体が劣化していると土台がぐらつき、風の影響を受けやすくなってしまいます。そのため、台風の際に風にあおられたアンテナが屋根の構造材を巻き込んで屋根の一部ごと倒れてしまうケースもあるのです。
アンテナの台風対策3つ
アンテナが台風で倒れたり壊れたりしないための対策方法を3つご紹介します。
定期的に点検をする
アンテナの点検はテレビの映りが悪くならないとしないという人は多いもの。しかし、普段から定期的に点検しておくことで、アンテナや部品、屋根の劣化を早めに発見することができます。アンテナが壊れてしまってから慌てなくて済むように、普段から定期的に点検をするようにしましょう。
屋根の上にあるアンテナを一般人が点検するのはとても危険です。また、小さな異変には気が付かないこともあるので、アンテナの点検は専門の業者に依頼するようにしましょう。
設置の際は風の影響を受けにくい種類を選ぶ
これからテレビアンテナを設置しようと考えていたり、新しいものに替えようとしたりしているのであれば、風の影響を受けにくいものを選ぶようにしましょう。
ひと昔前までは、アンテナと言えば魚の骨のような形をした八木式アンテナが主流でした。しかし、現在では箱型のデザインアンテナや、室内に設置する室内型アンテナなど様々なタイプのアンテナが登場しています。デザインアンテナや室内型アンテナは風の影響を受けにくい上、見た目もすっきりしていて建物の外観を損なわないのでおすすめです。
台風の影響を受けない場所に設置する
デザインアンテナなど、設置場所がある程度選べるタイプのアンテナであれば、風や雨の影響を受けにくい場所に設置しましょう。おすすめは電波を受信しやすく、強風の影響を受けにくいベランダで、その他には壁面や屋根裏、室内も台風の影響を受けにくい設置場所です。アンテナの種類や電波状況に合わせて設置場所を選びましょう。
台風前にはテレビアンテナの対策もしっかりしよう
台風によってアンテナが壊れたり倒れたりすると、テレビが映らなくなってしまいます。それだけではなく、壊れたアンテナが屋根から落ちてくる可能性もあり、もしも落下の際に人に当たれば大きな事故へつながってしまうこともあるので注意が必要です。台風前にはテレビアンテナがしっかりと固定されているか点検したり、台風の影響を受けにくいタイプに変えたりと対策をとるようにしましょう。
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