福島県の中央に位置する本宮市（もとみやし）は、美しい水と緑に恵まれた自然豊かな街です。福島県のほぼ真ん中にあることから「福島のへそのまち」とも呼ばれています。福島県内に引っ越す予定の方の中には、本宮市を検討している方もいるのではないでしょうか？ここでは、福島県本宮市の暮らしに関する基本情報や住みやすさ、エアコン工事の補助金制度の有無などについて紹介します。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

福島県中通りの中心に位置する本宮市は、県内の市区町村で41番目の面積約88平方キロメートルを有する小さな市。市の中では最小です。人口は約3万人で県内市区町村では13番目に多く、人口密度の高さでは県内5番目（2022年現在）ですが、市の中では人口も最少となっています。そんな本宮市は福島県を代表する内陸工業地帯です。明治・大正時代から産業が盛んになり、アサヒビールやグンゼ、ソニーなど有名な企業の工場もあります。現在の本宮市は、2007年の町村合併により発足しました。

大東建託が毎年発表している「街の幸福度 自治体ランキング 福島県版 2022年」では、堂々の第1位にランクインした本宮市。同年の大東建託が発表した「住み続けたい街ランキング」では4位、「住みここちランキング」では5位にランクインしており、住民から高い評価を得ていることがわかります。

そんな本宮市の魅力は、アクセスの良さ。古くから交通の要衝だったことから「陸の港もとみや」と呼ばれているほどで、東北自動車道が通るなど交通網が充実しています。東京駅からは東北新幹線と車を乗り継いで最短約100分で到着し、本宮駅から仙台駅まではJRと東北新幹線を乗り継いで約70分。北海道や大阪への直行便がある福島空港までは東北自動車道・本宮ICから約35分ほどで行くことができます。

2021年にJR本宮駅のリニューアルが完了したことで、交通利便性がさらに高くなりました。また本宮市は東北地方で3番目に人口の多い郡山市と隣接しており、郡山市のベッドタウンとしても人気の市です。大きなスーパーや活気のある商店街、自然を活かした公園などがあり、市内でも十分に生活利便性が高いので、幅広い層の居住地としておすすめできます。

2022年現在のところ、福島県本宮市にエアコン工事に直接的に関係する補助金・給付金制度はありません。しかし、住まいに関する助成金制度は年度によって設けられていることがあります。例えば、2020年1月1日から2023年3月31日までに親・子・孫の3世代以上で同居・近居するために住宅を取得、または増改築した場合に、基本額を30万円として奨励する「本宮市多世代ファミリーなかよし奨励金」制度を実施。

他にも、世帯所得が400万円未満などの条件をクリアした新婚夫婦を対象に、新居の住居費、引越費用を最大30万円交付する制度もあります。さらに太陽光発電設備などの設置にかかる費用を補助する制度も。住まいに関する補助金や制度をチェックして、上手に活用してください。