LED照明器具にはどんな種類があるの? 特徴を知って正しく選ぼう
LED照明器具にはさまざまな種類があるため、家庭や事業所のLED化を検討した際に、どれを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、LED照明について、光源や使用場所、色や配光特性などに焦点を当てて解説しています。
さまざまなLEDの種類を把握し、適切な選択をすることで、効果的な照明環境が実現しましょう。
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目次
「電球タイプ」と「蛍光灯タイプ」の2つ
LED照明器具は、内臓される光源の種類により、大きく「電球タイプ」と「蛍光灯タイプ」の2つに分類されます。
白熱電球のように手軽に使える「電球タイプ」
LED照明器具として最も一般的なのは、白熱電球の形状と口金をもつ「電球タイプ」のLED電球です。既存の白熱電球と同様、透明ガラスのクリア電球のほか、すりガラスやくもりガラスを使ったシリカ電球があります。加工がしやすいので、特殊デザインの照明に使われることも多いです。
蛍光管の代替品になる「蛍光灯タイプ」
蛍光灯に取り付ける蛍光管の代わりとして利用される、直管型の「蛍光灯タイプ」もあります。事業所などで多く使われる40形のほか、一般家庭で利用される20形など、さまざまな種類があります。
使用場所や用途による分類
使用場所や用途に応じても、LED照明器具は分類できます。
全体を照らすメイン照明
場所全体を照らす照明には、天井につける「シーリングライト」「シャンデリア」「シーリングファン照明」などがあります。LED照明の「単方向を照らすのが得意」「こまめなON/OFFに強い」という特性を利用して、玄関のシーリングライトや、電球をたくさん利用するシャンデリアなどによく利用されます。
特定の場所を照らす照明
キッチンやダイニングテーブルで使われる「ペンダントライト」や、部屋の一部を強調して照らす「スポットライト」、壁に設置してアクセントをつける「ブラケットライト」、机やベッドサイドで使う「スタンドライト」などがあります。
明るさや色による分類
明るさや色味、配光特性は、お部屋や事業所の雰囲気をガラリと変えることができます。LED照明器具のライトの色は、「色温度(単位:ケルビン)」によって、大きく4種類に分かれています。
暖かみを演出できる「電球色」
「電球色」は、オレンジがかった暖かい色合いです。ケルビン値は2700〜3000Kで、くつろぎの雰囲気を作りたい場所に適しています。食卓や寝室、リビングなどによく使われます。
落ち着いた明るさの「温白色」
「温白色」は、落ち着いた明るい光色で、リビングや食卓などの人が集まる場所に適しています。ケルビン値は3500Kで、電球色よりもオレンジ味が薄く、最近人気が高まっています。
自然な光色の「昼白色」
「昼白色」は、生き生きとした自然な光色で、ケルビン値は5000Kです。キッチンやダイニング、メイクをする洗面所などに適しています。
勉強や読書にピッタリな「昼光色」
「昼光色」は、昼白色よりも青みが強く、さわやかな光色です。ケルビン値は6200~6500K程度で、文字の読みやすさや勉強、仕事、読書などの作業をする部屋に適しています。
最近では、光色の切り替えが可能なLED電球も販売されています。同じ場所でも、勉強や仕事の際は「昼光色」に切り替え、リラックスしたいときには「電球色」に切り替えるなど、さまざまな使い方ができます。
LED照明器具のバリュエーションは豊富
この記事では、さまざまなLED照明器具の種類についてまとめました。LED電球やLED蛍光灯を使用した照明器具は、非常に豊富なバリエーションがあります。最近ではデザイン性に優れた製品や、光色や調光の切り替えが可能な製品も登場しています。
最適なLED電球を選ぶためには、現在の生活を振り返り、どの場所で、どのような目的で照明を使いたいのか、またどんな効果を期待しているのかを整理することが重要です。この記事を参考に、目的に合ったLED照明を選んでください。