エアコンはコンクリート壁に取り付けできる?できない壁の種類を解説
エアコンを設置する時は、部屋の壁に配管用の穴をあけなくてはなりません。しかし、壁がコンクリートの時は取り付けできるのか、わからない場合もあるでしょう。そこでこの記事では、エアコンの取り付けはどんな壁でもできるのか、設置が難しい壁の種類と付けられない時に代わりになる冷房器具をご紹介します。
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目次
エアコンの取り付けはどんな壁でもできる?
エアコンの取り付けは、壁の種類によってはできない場合があります。設置の際に配管用の穴を開けなくてはいけないので、壁の材質や強度の問題から工事自体を業者に断られます。また、壁の種類だけでなく、建物の構造に影響する場合も工事できないので、設置できるかは業者に確認しましょう。
エアコンの取り付けが難しい壁の種類
エアコンの取り付けが難しい壁の種類を、5つご紹介します。
- タイル
- 鉄筋コンクリート
- 土壁・漆喰壁
- 石膏ボード
- コンクリート
タイル
タイルは割れやすいため、エアコンの取り付けが難しいです。割れると補修ができず、破損した際に同じデザインのタイルを取り寄せるのも難しいため、工事を断る業者が多いです。タイル壁にエアコンの設置を考えている場合は、業者に取り付けできるか確認しましょう。
鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリートは内部に電線を通していたり、耐震に影響したりするため、配管の穴をあけられない場合があります。特に賃貸住宅では、建物の構造に影響するという理由で、エアコンの設置を管理会社に断られる場合が多いです。
土壁・漆喰壁
土壁や漆喰壁は、配管用の穴をあけると壁ごと崩れる可能性があります。補強工事ができる時はエアコンを取り付けられますが、補強できない場合は壁の強度に関わるので難しいでしょう。業者も断る場合が多く、請け負う業者を探すのも難しいです。
石膏ボード
石膏ボードは衝撃や圧力に弱く、エアコン取り付け時に凹む可能性があるので設置が難しいです。また、通常の釘やネジを打ち込むと抜けてしまうため、行う際は「ボードアンカー」という抜けにくくしっかり固定できる留め具が必要になります。絶対に設置できないわけではないですが、業者の腕による部分が大きいので、依頼の際は事前に工事実績を確認しましょう。
コンクリート
コンクリートも石膏ボードと同じく通常の釘やネジが使用できないため、エアコンの取り付けには「コンクリートアンカー」という固定器具が必要です。コンクリートアンカーを使用する際は追加料金になるので、事前に費用を確認しましょう。
壁にエアコンが取り付けられない時の冷房器具
壁にエアコンが取り付けられない時に使える冷房器具を、3つご紹介します。
- 扇風機・サーキュレーター
- 窓用エアコン
- 冷風機
扇風機・サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターは、最も手軽に使える冷房器具です。近年は、バッテリーを充電するとコードレスで使用できるタイプもあり、部屋の中でも線が邪魔になることはありません。性能も日々進化しており、デザインも部屋に合わせられるおしゃれなものが多いため、エアコンが取り付けられない時は扇風機を使うと良いでしょう。
窓用エアコン
窓用エアコンは、窓をあけた部分に固定して使う冷房器具です。室内機と室外機が一体になっており、穴あけなどの工事も必要ないので、賃貸住宅でも使用できます。しかし、移動はできないので、使いにくさを感じる人もいるでしょう。
冷風機
冷風機は室内機と室外機が一体になり、コンセントを繋げて使用する小型のエアコンです。場所を移動できるので、リビングや寝室など使いたいところに持っていけます。最近は部屋に置きやすい小型タイプもあるので、エアコンを取り付けられない時は検討すると良いでしょう。
エアコンを取り付ける時は壁の種類を確認しましょう
エアコンは、壁の種類によっては取り付けできない場合があります。主に、タイルや鉄筋コンクリート、土壁などは工事が難しく、業者に断られる場合も少なくありません。また、コンクリートや石膏ボードは取り付けることはできますが、専用の部品が必要になり、工事に追加料金がかかる可能性があります。エアコンを取り付ける時は、壁の種類を確認しましょう。