エアコン設置時の穴あけ工事とは?穴をあけない方法はある?
エアコンを設置する際の穴あけ工事について
この記事を読むための時間:3分
エアコンを設置するには、壁に配管用の穴がないと取りつけられません。通常エアコンは室内に取り付ける本体と、室外に取り付ける室外機からなっており、これら二つを繋げる配管を通す穴、つまり「配管穴」が必要になります。もし配管穴がない場合、壁に穴を開ける必要がありますが、持ち家だったり、賃貸だったりと、それぞれ住んでいる環境にあわせた対応が必要です。
今回はエアコンを設置する際の穴あけ工事について、状況に応じた穴あけの方法や、工事費用の相場の話も交えながら解説していきます!
目次
エアコンの穴あけ工事とは
エアコンの穴あけ工事とは、エアコンを設置する部屋の壁に、エアコンの本体から出た配線やドレンホースを外に出すための穴をあける工事のことです。室内に取りつけるエアコン本体と外に設置する室外機は、配線を外に出してつながなければなりません。
また、冷房作動中にエアコン本体に溜まった水をドレンホースを使って外に放出する必要があります。部屋にエアコンを設置するには配線やドレンホースを外に出すための壁穴が必要になり、この壁穴がなければエアコンは通常取りつけることができません。
エアコンの穴あけ工事の料金相場は?
エアコンの穴あけ工事は木造の家に配管穴を1つ開ける場合、標準工事内ということで追加料金は発生しません。しかし穴を開ける壁の材質がコンクリートやタイル・レンガ、ALCだったりすると追加料金が発生します。追加料金の相場は次のようになります。
・ALC:¥5,000~
・タイル、レンガ:¥11,000~
・コンクリート:¥22,000~
エアコンの穴あけ工事は自分でもできる?
エアコンの穴あけ工事をするのに必要な資格はないので、DIYですることも法律的には可能ですが、自宅の筋交いや柱を傷つけてしまう可能性があるのであまりおすすめできません。住宅の筋交いや柱は壁のあちこちに複雑に組まれているので、穴を開けても傷つけないであろう場所を素人が判断するのはかなり困難です。万が一傷つけてしまうと住宅の耐久性に影響し、高額な金額をかけて補修しなければならなくなる可能性もあるので、穴あけ工事はプロにお任せすることをおすすめします。
賃貸住宅にエアコンの穴あけ工事をする時の注意点
賃貸住宅にエアコンの穴あけ工事を実施したい場合、住居の持ち主である大家さんに許可をもらうことが必要です。やはり持ち家ではないので、勝手に壁に穴を開けてしまうと修繕費を請求される場合があります。条件次第では許可が降りる場合もあるので、まずは事前に相談してみましょう。
穴あけ工事なしでエアコンを設置できる?
どうしても壁に配管穴を開けるのが無理な場合、穴あけ工事なしでもエアコンを設置できる方法はあります。ではどのような方法なのか、具体的に解説をしていきましょう。
窓用エアコンを設置する
窓がある部屋の場合、窓用エアコンであれば穴あけ工事をしなくても取りつけることが可能です。付属のパネルを窓枠に取り付けるだけなので、ハサミやドライバーさえあれば簡単に取り付けられます。自分で取り付けられるので費用が安く済む、といったメリットが魅力ですが、窓がキッチリ閉められない、電力が通常のエアコンの2倍かかる、といったデメリットもあるので、状況を踏まえながら購入を検討してみてください。
窓枠パネルを利用する
壁に穴を開ける代わりに専用の窓枠パネルを取り付ける、という方法もあります。窓枠パネルはネット通販などで比較的安価で購入でき、取り付けも簡単なので取りつけ費用も安く済みます。しかし、窓がキッチリ閉まらなくて隙間ができる、防犯上不安がある、などといったデメリットも指摘されており、そのあたりを考慮して設置を検討することが必要です。
エアコンの穴あけ工事はプロにお任せ!
エアコンの穴あけ工事はやはりプロにお任せするのが一番でしょう。最近ではDIYがブームになっているからか、エアコンの穴あけ工事を自分でやってみようする方もいるようですが、素人がエアコンの穴あけ工事をすると、表立っては見えない自宅の柱や筋交いを傷つけてしまう可能性が大きく、あまりおすすめできません。特に自宅が木造の場合、エアコンの穴あけ工事は追加料金なしで実施してくれることがほとんどなので、まずは事前に相談してみてはいかがでしょうか?
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