ブログ一覧


「アンペア変更」の工事が必要なケースとは?アンペアの基礎知識も

アンペア変更工事のイメージ

「アンペア変更」の工事が必要なケースとは

この記事を読むための時間:3分

「アンペア変更の工事はどんな時に必要なものなの?」と気になっていませんか?この記事では、アンペア変更の工事について詳しく知りたい方のために、「アンペア変更」の工事が必要なケースや、アンペア変更に必要な手順などについて紹介します。契約しているアンペアが最適なのかわからない方、アンペア数の変更方法がわからない方などもぜひチェックしてみてください。

そもそもアンペア(A)とは

アンペアとは、一度に流れる電流の大きさの単位です。電気の契約の場合、アンペア数は同時に使用できる最大の電力量(容量)を表す単位にもなります。電力会社によっては、契約しているアンペア数に応じて基本料金と一度に使用できる最大電力量が変わる「アンペア制」を導入していることがあるのです。家庭の契約が「アンペア制」なのかどうかは、各電力会社の公式ホームページなどで確認してみてください。

アンペア変更が必要なのはどんな時?

「アンペア変更の工事」の前に、そもそもアンペアの変更が必要になるケースについて見てみましょう。

よくブレーカーが落ちる時

頻繁にブレーカーが落ちる場合は、契約しているアンペア数が必要な電力量に足りていない可能性が高いです。ブレーカーが落ちた時は、使用する家電の数を減らすなどして電気量を調節し、ブレーカーを上げると元に戻せます。しかし、頻繁に発生すると手間がかかり、使用中のパソコンや家電を中断しなければならないのはストレスです。契約アンペア数を大きくすることを検討する必要があるでしょう。

電気代を節約したい時

「アンペア制」の電力会社で契約している場合、契約アンペア数を小さくするとその分毎月の基本料金を安くできます。そこで、使用している家電のアンペア数などから、家庭で必要な分を計算してみましょう。もし必要以上に大きなアンペア数で契約してしまっていたら、契約アンペア数を小さくすることを検討してください。

アンペア変更の方法は2種類

アンペア変更をする方法には2種類あり、電力メーターが「アナログ式」か「スマートメーター」かによって異なります。この2種類の方法を知れば、アンペア変更の工事が必要なケースもわかるはずです。

①アナログ式の電力メーターのアンペア変更方法

従来のアナログ式の電力メーターを使用している家庭の場合、アンペア変更には「アンペアブレーカー交換」の工事が必要になります。基本的には簡単な工事なので1時間もかからず、料金は無料です。しかし、電線や分電盤などがアンペア数を上げるのに十分な設備でなければ、それらも変更も必要になり、料金かかかってしまいます。

②スマートメーターのアンペア変更方法

近年、普及が進んでいる「スマートメーター」は、検針や電気使用量の計測を自動で行い、データ通信で報告までできるデジタル式のメーターです。2024年には全てのメーターをスマートメーターへ移行する予定で切り替えが行われています。スマートメーターは遠隔操作でアンペア数を変更できるので、アンペア工事が必要ありません。そのため、家庭の電力メーターを確認してみて、もしスマートメーターであればアンペア変更の工事は必要ないでしょう。

アンペアを変更したいと思ったら

ここからは、アンペアを変更したいと思った場合に、どのような手順を踏んでどこに依頼すれば良いのかご紹介します。

まずは大家さん・管理会社に相談

賃貸物件では、アンペア変更に伴う工事を勝手に行うことはできません。また、アパートやマンションなどの集合住宅で、特に古い物件の場合、一度に使用できる電気の量が限られている可能性があります。いずれにせよ、まずは大家さん・管理会社に相談し、契約変更の許可をとるようにしましょう。

電力会社に相談

契約変更や変更工事は、「電力会社」が行います。電話やメール、各電力会社の公式ホームページから問い合わせ、依頼しましょう。また、事前にどんなプランがあるのか確かめておくことをおすすめします。

アンペア変更工事は必要に応じて検討しよう

アンペア変更工事が必要なのは、アンペアの変更が必要で、かつアナログ式の電力メーターを使用している場合です。また、アンペアの変更は不要でも、アナログ式電力メーターをスマートメーターに変更したいという場合も工事が必要でしょう。ご自宅のアンペア変更は必要ないでしょうか?この記事を参考に一度検討してみてください。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 有限会社アラテック. All rights Reserved.