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アンテナ修理に火災保険は使える?使えない?詳しく解説

青空とテレビアンテナ

テレビアンテナを火災保険で修理するには

この記事を読むための時間:3分

突然、テレビの映りが悪くなった、映らなくなったなど、その原因が自然災害などによるアンテナの破損や倒壊である場合、火災保険を請求できるのをご存知ですか?どういった場合に請求できるのかや、請求の手順などを知って、予期せぬトラブルに備えておきましょう。

火災保険ってどんな保険?

火災保険は、建物や家財などを補償する保険です。「火災」という名称から、火事の時だけのものと考える人もいますが、それだけではなく、落雷や台風、洪水などの自然災害や、水漏れや盗難など、補償される損害の原因は多岐に渡ります。ただし、対象を細かく選べる組み立て式の保険もあるため、保険によって補償される対象は異なります。また、地震、津波、噴火などによる被害の場合は、火災保険は適用されません。

火災保険でアンテナの修理ができるワケ

前述したように、火災保険は建物や家財に対する保険です。その中で、「建物」には、建物自体はもちろん、門扉や塀、車庫と共にアンテナも含まれるので強風や落雷などによりアンテナが破損すれば、建物の破損となり、補償されるのです。ただし、経年劣化が原因の場合や、契約者の自己負担となる免責金額が設定されていて修理代金がその金額を下回る場合は、補償の対象外となります。

修理〜保険金受け取りまでの流れ

台風や落雷などでアンテナに破損などが生じた場合、保険会社に連絡する前に、加入している保険の内容を確認しましょう。アンテナが補償の対象となっているか、また、対象となっている場合でも免責金額が設定してあるか否かをしっかり把握しておくことが大切です。

 

仮に免責金額が5万円の場合、修理代が5万円以内であれば対象外となります。また、修理代が5万円を超える場合は、5万円は自己負担となり、5万円を超える金額部分を保険会社に請求することに。保険会社に請求する場合は、以下の流れになります。

 

  1. 保険会社に連絡する
    保険請求をしたい旨を伝えて、保険会社から請求用書類を送付してもらう。
  2. アンテナ工事業者に修理を依頼する
    火災保険の請求をする旨を伝え、破損したアンテナの写真の撮影と修理の見積書を依頼してから、アンテナの修理をしてもらう。
  3. 必要書類を保険会社に提出する
    「保険金請求書」と「事故状況説明書」に必要事項を記入し、修理業者から受け取った「修理見積書」と被災箇所の「写真」を添えて送付する。

 

申請書送付後、保険会社にて審査が行われます。審査に通れば平均で1カ月程度で保険金が支払われますが、アンテナが破損等した原因が強風や落雷などが原因ではなく「経年劣化」と判断されると、補償の対象外となってしまいます。

まとめ

火災保険は、自然災害や盗難などにより被害を受けた建物や家財などを補償するものです。屋根の上に設置してあるテレビアンテナも建物の一部ですので、テレビの映りが悪くなった原因が、強風などによるアンテナの破損や倒壊である場合は適用されます。ただし、保険の内容によっては、対象外となる場合もありますので、いざという時のために加入している保険の内容はしっかり把握しておきましょう。

 

保険金請求の手順は大変シンプルで、アンテナの工事会社に修理を依頼する際に、保険を請求する旨を伝え、提出用の見積書と写真を依頼。そして保険会社から送られてくる書類に記入し、すべての必要書類を送付すればOKです。

 

今や生活必需品のひとつとも言えるテレビですが、アンテナがなければ無用の長物です。アンテナの破損や倒壊の恐れなども、日頃から気にかけていれば事前に予測できるかもしれません。空を見上げる時には、ついでに屋根の上のアンテナも確認してみてくださいね。

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