アンテナの正しい方向とは?向きの確認方法と調整の仕方を解説
台風や大雨、地震など災害の後は、テレビアンテナの向きが変わってしまい、テレビが映りにくくなってしまうことがあります。そこで今回はアンテナの正しい方向の調べ方や調整方法について解説します。
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目次
アンテナの正しい方向とは?
アンテナの正しい向きは「地デジ」と「BS/CS」で異なります。
地デジの正しいアンテナ方向
地デジアンテナは電波塔が発する電波を受信するため、正しい向きは自宅から最も近い電波塔がある方向です。
BS・CSの正しいアンテナ方向
BS/CSアンテナは衛星から受信をしているため、衛星がある南西方向に向けるのが一番です。しかし、調整が難しく少しずれただけでも受信できなくなる可能性があるので、何度調整しても上手くできないという場合は、専門の業者に依頼すると良いでしょう。
電波塔が見当たらない場合の確認方法
地デジアンテナは電波塔の方向に向ける必要がありますが、どこに電波塔があるか分からないというケースもあるでしょう。ここでは電波塔が見当たらない場合の確認方法を3つご紹介します。
周囲の家のアンテナを見る
最も簡単な方法は、周囲の家のアンテナを確認することです。周りの家のアンテナも電波塔に向けられているので、周りと同じ方向に向けるようにしましょう。
インターネットで確認する
一般社団法人「放送サービス高度化推進協会」のホームページでは、地域の電波塔の位置を調べることができます。周りの家のアンテナの位置や向きが分かりづらい場合は利用してみると良いでしょう。
電波塔の位置を示すアプリで調べる
スマートフォンのアプリの中には電波塔の位置を調べ、さらに自宅からの方向を示してくれるものもあります。インターネットと同じく手軽に調べることができるので、自分に合った方法で調べてみましょう。
アンテナの向きの調整方法
電波塔の位置や衛星のある方角が判明したら次はアンテナの向きの調整です。代表的な4種類のアンテナの調整方法を解説します。
八木式アンテナの場合
八木式アンテナは魚の骨のような形をしたアンテナで、矢印の先端のような「くの字」部分から電波を受けていると思う人が多いのですが、実は「くの字」部分は体で言うところのお尻に当たる部分です。そのため、「くの字」部分が電波塔とは逆を指しているのが正しい方向なので、設置の際は間違えないようにしましょう。
また、八木式アンテナは屋根の上に設置するタイプです。一般人が屋根に上るのは、落下などの危険があるので、少しでも危ないと感じた場合は、無理に直そうとせず専門の業者に任せるようにしましょう。
デザインアンテナの場合
壁面に取り付けるデザインアンテナは、表面を電波塔に向けます。固定している金具を外し、少しずつ表面の向きを変えて設置します。何度変えてみても受信度が上がらない場合は電波塔との間に街路樹などの障害物がある可能性があるので、他の見通しの良い位置に付け替えてみてください。
室内アンテナの場合
室内アンテナも表面を電波塔に向ける必要がありますが、種類によっては向きよりも設置位置に問題がある場合も。向きを変えても映りがいまいちであれば、より電波を受信しやすい窓際に設置してみると良くなりやすいです。
BS/CSアンテナの場合
BS/CSアンテナは、先述したように衛星がある南西方向にパラボラ部分を向けます。晴れている日にテレビの受信度を確認しながら少しずつ向きを変えて調節しましょう。少しでも位置がずれると電波が受信できなくなるので、固定の際も片方ずつ止めるなどしてずれないように注意してください。
アンテナの方向調整はプロに任せるのがおすすめ
アンテナを正しい方向に向かせるには、電波塔の位置を調べたり、細かい調整をしたりする必要があります。調整してみてもうまく映らないのであれば、向き以外の原因も考えられるので、専門の業者に依頼しましょう。また、アンテナが屋根の上や壁面に設置してある場合も、高所の作業は危険を伴うため業者に依頼するのがベストです。
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