エアコンが夏に壊れるのはなぜ?夏に向けての準備もお教えします
夏になり、エアコンをいざ点けようとしたら壊れていた…。という体験はありませんか?夏って何故かエアコンが壊れやすい印象がありますよね?この記事では夏にエアコンが壊れやすい原因を詳しく解説していきます。
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目次
エアコンが夏に壊れる原因
エアコンが夏に壊れる原因は主に下記の通りとなります。
気温差
春はエアコンを使わなくても過ごせているために稼働していない家庭が多いと思いますが、夏になると気温が上がり、エアコンがフル稼働になります。そのため単純に使用時間も伸び、外との気温差が大きくなればなるほど、消費電力も増えエアコンには負担がかかるようになってしまいます。
エアコンに負担がかからないようにするには、設定温度を下げすぎないことが大切です。扇風機やサーキュレーターなどをうまく併用して使うことで空気循環を良くし、設定温度を下げなくても快適な室温を保てるよう工夫をしていきましょう。
室外機の設置位置
室外機の設置位置によってもエアコンの故障に関係してきます。まず室外機の働きとしては冷房使用時には室外機から暖かい空気を排出することで室内の熱を逃がす作業をしています。室内の熱を逃がすことで室内は冷え、快適な室温を保つことができるようになります。
しかし、外にある室外機が直射日光の当たる場所に設置していたり、室外機周辺に物が置かれたりすると熱の逃げ場がなくなります。そのため室内を冷やす際に、エアコンの負担が大きくなるため故障に繋がります。
故障を避けるようにするには、日陰のある場所に設置する、または日差し避けを作り直射日光を防ぐなどの対策が必要になります。室外機の周りには物を置かないようにすることでエアコンの機能を十分に発揮でき、負担を減らすことができます。
夏になる前の準備
夏はどうしてもエアコンの稼働率が高くなるため、壊れる確率が上がるのは仕方ないことです。しかし、夏になり急にエアコンを点けるとカビや汚れによりエアコンの実力を出すことができないために、エアコンに負担がかかり故障に繋がります。そうならないためには夏になる前に準備をしておく必要があります。
エアコンのフィルター掃除
エアコンのフィルターは、しばらく起動させていない場合でも、ホコリやカビが溜まっている可能性があります。ホコリ、カビが溜まっている状態で起動させてしまうと、エアコンに負担がかかるため故障に繋がります。そのため起動をさせる前に1度フィルターを掃除しましょう。
フィルターのホコリやカビは、水洗いか掃除機で取り除くことができます。ひどい汚れの場合は中性洗剤を使って水洗いをするとしつこいカビやホコリの汚れをより一層とることができます。その際には完全に乾かしてからフィルターを再度エアコンに取り付けましょう。濡れたままだとカビの原因になるため逆効果です。目安としては2週間に1度の頻度で掃除を行うと良いです。
室外機のチェック
室外機の周りに物が置かれていると、エアコンに負担が大きくなるだけではなく、冷房の効果も下がってしまいます。必ず起動させる前にカバーをしたままにしていないか、物が置かれていないかを確認するようにしましょう。またエアコンのフィルター同様、室外機も汚れていると故障の原因になるため、周りの掃除を行っておくと良いでしょう。
試運転
夏はエアコンが壊れてしまうことが多いです。そのため修理も夏に集中してしまいます。いざ点けてみたら壊れていたので、業者に連絡をいれたところ繁忙期のためしばらく修理に来られない…。なんてことの無いように夏前に試運転をしておきましょう。
試運転はまずフィルターや室外機のチェックを行った後に、冷房で最低温度に合わせます。その際に冷風が出ないか、変な臭いが出ていないか確認しておき、少しでも異常があれば連絡をしましょう。家庭用エアコンの寿命は11~13年とされているため、古いエアコンを使用している場合は早めの買い替えも検討してみると良いでしょう。
まとめ
夏にエアコンが壊れやすい原因は稼働率が高くなることと、室外機の設置位置が関わっています。夏になって点けたら壊れていたことに気づいても修理、購入も繁忙期になるため時間がかかります。事前に確認したり、フィルター掃除をしておくことでエアコンが壊れることを未然に防ぐことができます。夏前の準備をしておき、夏は快適な部屋で過ごせるようにしましょう。
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