エアコンが勝手に止まる原因と対処法!タイミング別に詳しく解説
エアコンが勝手に止まってしまった場合、問題のないケースと対処しなければいけないケースがあります。適切に対処しないと症状が改善されないどころか、余計にエアコンの寿命を縮めてしまうかもしれません。本記事では、エアコンが止まったタイミング別に原因と対処法を解説します。原因を把握して正しく対処しましょう。
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目次
エアコンが勝手に止まったら、まずはエラーコードを確認しましょう
エアコンが勝手に止まったら、まずはリモコンに表示されるエラーコードを確認しましょう。エラーコードの表示はメーカーによって異なるので、取扱い説明書やメーカーのホームページなどで調べてみてください。コードによっては自分で対処できるものもあり、対処法も記載されています。自分で対処できない場合も、エラーコードを業者に伝えることでスムーズに修理依頼できます。
エアコンのスイッチを入れてすぐ止まる場合
エアコンの運転後にすぐに止まる場合は、次のような原因が考えられます。
- パーツの取付不良
- マイコンの誤作動
パーツの取付不良
エアコンを手入れした後など、パーツを正しく取り付けていないとエアコンが正しく作動しないことがあります。特に、エアコンの吹き出し口についているルーバーや、エアコン前面のフタなどがしっかりはまっているか確認してみましょう。
マイコンの誤作動
エアコンを制御するマイコンの誤作動で、エアコンがすぐに止まってしまうことがあります。その際は、エアコンのコンセントを抜いてエアコンをリセットしてみましょう。それでも数秒ですぐに止まってしまう場合は、故障している可能性が高いので修理が必要です。専門の業者に修理を依頼しましょう。
エアコンのスイッチを入れて3分くらいで止まる場合
エアコンの運転後に3分くらいで止まる場合は、室外機のコンプレッサーに異常がある可能性が高いです。エアコンを運転した後に室外機のコンプレッサーが動き出してすぐに止まるようなら、先ほどと同じようにエアコンをリセットしてみましょう。
エアコンのスイッチを入れて5分くらいで止まる場合
エアコンの運転後に5分くらいで止まる場合は、室外機のファンに原因があると考えられます。室外機のファンが回っていないようなら、故障の可能性が高く修理が必要なので業者に依頼しましょう。
エアコンのスイッチを入れて30分くらいで止まる場合
エアコンを運転してしばらく作動した後に止まる場合は、次のような原因が考えられます。
- 設定温度に達した
- 室外機の放熱不良
- 霜取り運転
設定温度に達した
設定温度に達すると、エアコンが自然と止まることがあります。この場合は、エアコンが故障したのではなく、正常な動作です。エアコンには省エネ機能がついてるものがあります。省エネモードでは、設定温度に達すると動作を止めることで使うエネルギーを抑えます。その後また自然と動き出すようなら何も問題はありません。
室外機の放熱不良
室外機から熱が放出されないと、冷房運転のときに途中で止まってしまうことがあります。室外機の周りに物が置いてあったり、直射日光が当たったりしていると、熱を放出できません。物が置いてある場合は、室外機から離すようにしましょう。直射日光をさえぎるように日陰をつくるのもおすすめです。
ただし、室外機の設置場所がよくないからといって、自分で動かすのは危険です。室外機には配管が通っているので、移動する際は業者に依頼しましょう。
霜取り運転
暖房運転のときに途中で止まる場合は、霜取り運転の可能性があります。霜取り運転は正常な動作です。室外機が凍結して霜がついたときに、一時的に室内の温かい空気を送って室外機の凍結を溶かす機能です。霜取り運転は通常15分程度で終わるので、その後また温かい風が出れば問題ありません。
霜取り運転が長すぎる場合は、室外機に雪が積もっていないか確認してみましょう。雪が積もっていたり凍っていたりした場合に室外機に水やお湯をかけてはいけません。室外機の部品が壊れないように優しく雪を取り除きましょう。
解決しない場合は修理業者に相談しましょう
本記事では、さまざまな原因と対処法を解説しました。タイミングによって原因は異なるので、本記事を参考に正しい原因を見つけてください。修理が必要な場合もお伝えしたので、自分で解決できないときには、修理業者に相談しましょう。