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アンペアブレーカーの交換時期を見極める4つの目安を紹介!

分電盤の中のブレーカー

 

身の回りの電気設備を安全に使用できるようにする「アンペアブレーカー」は、過電流から電線や回線を保護する重要な役割を果たします。しかし、アンペアブレーカーが劣化すると、正常な機能が維持できなくなり、安全性が確保できないので、適切なタイミングで交換しなければなりません。本記事では、アンペアブレーカーの交換が必要になるタイミングや、交換作業を行う際にやるべきことについてご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

アンペアブレーカーの交換が必要なタイミング

劣化したアンペアブレーカーをそのまま利用していると、火災や感電など、さまざまなトラブルを引き起こす原因になりかねません。そのため、正しいタイミングでアンペアブレーカーを交換することは、安全性を確保し、電気設備のトラブルを未然に防ぐために重要です。ここでは、アンペアブレーカーの交換を検討する目安となる症状を4つご紹介します。

ブレーカーの寿命

アンペアブレーカーの寿命は、一般的には8~13年程度とされています。寿命年数は、使用環境や電気設備の負荷によって異なりますが、時間の経過によりブレーカーは劣化していくので、使用し始めてから10年前後経ったものは交換するタイミングだと考えましょう。

ブレーカーが頻繁に落ちる

アンペアブレーカーが落ちる現象は、一度に複数の家電製品を使用した時など、電気回路において過剰な電流が流れた際に、回路を遮断する正常な反応です。しかし、この反応が頻繁に発生する場合、停電と電気の復旧を繰り返すことで、設備や機器にも損傷を引き起こす可能性があるため、早急な対応が必要となります。

 

電気の使用量には問題が無いのに、頻繁にブレーカーが落ちるのであれば、ブレーカーの交換を検討してみましょう。

ブレーカーに異常が見られる

アンペアブレーカーが故障すると、ブレーカーから異音や異臭がすることがあります。異常により加熱されると、異臭の他にも、ブレーカーが熱くなったり焦げた跡ができたりもします。照明の明るさやテレビの画面が乱れる場合は、ブレーカーが故障している可能性が高く、放っておくと発火などの危険性もあるので、すぐに専門家に見てもらいましょう。

電気代が急に上がる

アンペアブレーカーの寿命が過ぎたり劣化したりすると、電気回路が不安定になり正常な作動ができず、余分な電力が消費されることで、電気代が急に上がることがあります。生活パターンや使用する電気量が変わらないのに、請求書にかかれている料金が急に上がった場合は、ブレーカーが故障している可能性があるので、専門家に相談すると良いでしょう。

アンペアブレーカーを交換する際にやるべきこと

アンペアブレーカーを交換する際は、まず現在使用しているアンペア数を基準に、これから必要となるアンペア数を確認しておくことが重要です。電気設備にかかる負荷や使用している機器の種類によってアンペア数は異なるので、以下の例を参考に、十分な電力を確保できるアンペア数を確認しましょう。

 

  • テレビ:2A
  • 冷蔵庫:2A
  • 洗濯機:5A
  • 掃除機:2~10A
  • ドライヤー:12A
  • 電子レンジ:15A

 

また、賃貸物件の場合、アンペアブレーカーを交換する際は、大家さんや管理会社にまず相談してください。後々トラブルにならないよう、許可なく物件に手を加えるのは避けましょう。

安全に使用するために、適切なタイミングで交換しよう

今回は、アンペアブレーカーの交換が必要になるタイミングや、交換作業を行う際にやるべきことについてご紹介しました。劣化したアンペアブレーカーは、火災や感電などのリスクを高める原因となります。

 

したがって、安全性を確保し、正常な電力供給を維持するためには、寿命が過ぎたブレーカーや不安定な動作が観察されたものは、交換を検討しなければなりません。交換する際は、適切なアンペア数を確認して、必要であれば大家さんや管理会社に相談しましょう。

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