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アンペア数の変更ができない理由は?4つのケースと対処法を紹介

アンペア数を測定する測定器

 

安全を確保しながら効率的に電気設備を利用するには、各家庭やオフィスで必要となるアンペア数に設定することが重要です。しかし、条件によっては、アンペア数の変更が不可能な場合も存在します。本記事では、アンペアに関する基本的な情報と共に、アンペア数を変えられない状況と、その対処法についてご紹介します。

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アンペアとは

アンペアとは、一度に流れる電気の量を表す単位です。電力会社では、契約するアンペア数ごとに異なる料金設定があるのですが、契約する際に、各家庭やオフィスで使用するアンペア数を把握して適切な量を契約することが重要です。

 

万が一、必要となるアンペア数よりも少ないプランで契約すれば、複数の電気機器を同時に使用した際、契約している以上の電力が必要となり、ブレーカーが頻繁に落ちてしまうでしょう。反対に契約アンペア数が必要以上に大きいプランで契約すると、基本料金が高くなり、余分なコストが発生します。

アンペア数が変更できないケースと対処法

ブレーカーが落ちたり基本料金が高くなったりといった問題を回避するには、使用量に合わせたアンペア数で契約する必要があります。使用している電力量を見直した結果、適切でないと判断すれば、アンペア数の変更を検討しましょう。しかし、中には変更ができない場合もあるので、ケースごとにそれぞれ対処法をご紹介します。

電力会社が切り替え時のアンペア数変更に対応していない

電力会社を変える際、同時にアンペア数も変更できれば良いのですが、中には同時変更に対応していないところもあります。切り替え時に変更できないのであれば、現在契約している電力会社に前もってアンペア数の依頼をしておきましょう。電力会社によっては、切り替え時に変更できるところもあるので、一度確認の問い合わせをしておくことをおすすめします。

アンペア数を変更してから1年経っていない

アンペア数を変更してから1年経っていない場合、契約期間や変更制限があるため、アンペア数を変えられません。アンペア数を再び変更するには、1年経つまで待たなければなりません。このようなことにならないよう、各家庭で必要となるアンペア数を計算する際は、1年の中でも特に電気を使用する時期を想定して計算しましょう。

流せる電流の量が限られている

アンペア数を変更できないケースとして、流せる電流の量が制限されている場合もあります。もし、電線の種類によって電流が流せないのであれば、電線を交換することも可能です。電線を太くすれば、流せる電気の量も多くなるため、アンペア数も変えられます。

賃貸物件に住んでいる

賃貸物件に住んでいる場合、アンペア数を変更するのは簡単ではありません。なぜならば、アパートやマンションでは、建物全体で使用できる電気の量が既に決まっていることがあるからです。

 

賃貸物件では、入居者が直接電気などの契約を変更するのは難しく、さらには、退去する際に、全て元に戻すよう求められるため、勝手な行動はできません。まずは、大家さんや管理会社に連絡して、アンペア数の変更について相談するようにしましょう。

アンペア数が変更できない理由に合わせて対処しよう

今回は、アンペアに関する基本情報と共に、アンペア数の変更が難しいケースや、その対処法についてご紹介しました。アンペア数とは一度に流れる電気の量を指し、使用量に合わせてアンペア数を契約することで、家庭での電気使用が安全かつ効率的になります。

 

ただし、アンペア数の変更には制限を課せられる場合もあるので、まずは、その原因を把握するのが重要です。変更できない理由の例として、契約会社や契約時期、物件の種類などが挙げられます。今回紹介した内容を参考にしながら、ケースに合わせた対処法を試してみてください。

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