エアコンのガス漏れとは?修理が必要か確認する方法と原因を解説
エアコンを稼働させても効きが悪い、冷暖房が切り替わらないなど、調子が悪い時は機械内部のガスが漏れているかもしれません。ガスが漏れると冷暖房を使えなくなるので、早めに業者を呼んで修理を依頼する必要があります。この記事では、エアコンのガス漏れについて解説し、原因やガスが漏れているか確認する方法をご紹介します。
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目次
エアコンのガス漏れとは?
エアコンで冷風や温風が出るのは「冷媒」というガスが機能しているからです。冷媒には熱を移動させる機能があり、空気の温度を調節するため冷暖房が使えるようになります。しかし、故障などにより冷媒ガスが漏れると、空気の温度調節ができなくなるので、エアコンの効きが悪くなったり、稼働しなくなったりします。
エアコンのガスが漏れる原因
エアコンのガスが漏れる原因は、以下の3つです。
- 施工のミス
- 室外機の移動
- 機械の故障
それぞれについて解説します。
施工のミス
エアコンのガス漏れの原因は、設置時の施工ミスが考えられます。施工ミスの場合は、エアコン購入時の保証書や工事の契約書を確認し、保証期間内であれば無償もしくはサービス料金にて修理できる可能性があります。ただし、施工ミスでのガス漏れは設置から数年後に起こる場合もあるので、保証が過ぎてしまう場合も多いです。不具合の原因は業者側にあるので、きちんと事情を説明して修理を依頼しましょう。
室外機の移動
室外機は配管でエアコンと繋がっており、無理に動かすと接続部分が外れて、ガス漏れを起こすことがあります。少し動かすだけでも配管は外れる場合があるので、設置場所を移動させる時は自分で行うのではなく、専門業者に依頼しましょう。
機械の故障
エアコン内部の機械や配管、バルブなどが経年劣化により故障すると、ガス漏れを起こす場合があります。エアコン本体は室外機によって外気と繋がっており、長年使用すると部品が腐敗して経年劣化しやすいです。寿命はおおよそ10年程度だと言われているので、このくらいの年数使用してガス漏れを起こしているのであれば、本体ごと買い替えを検討しても良いでしょう。
エアコンのガス漏れをチェックする方法
エアコンのガス漏れをチェックする方法は、以下の2つです。
- 風の温度を調べる
- 配管に霜がついているか確認する
それぞれについて解説します。
風の温度を調べる
エアコンのガス漏れをチェックする時は、吹き出し口から出る風の温度を調べましょう。冷媒ガスには風の温度を調節する機能があるので、漏れて機能が低下していると、冷暖房効果が上手く発揮されません。エアコンのパワーを最大にしても風が涼しくない・暖かくない場合は、ガスが漏れている可能性があるため、使用をやめてすぐに業者へ修理を依頼しましょう。
配管に霜がついているか確認する
エアコンのガス漏れをチェックする時は、配管に霜がついているか確認しましょう。エアコンを稼働させると、通常であれば屋外側の配管は、何もついていないか少し水滴がある程度になります。しかし、ガスが漏れている場合は配管にびっしりと霜がつくので、霜があるときはガス漏れの可能性が高いです。他の部品も故障している場合があるので、すぐに業者を呼んで修理してもらいましょう。
エアコンのガス漏れは早めに対処しましょう
エアコンには「冷媒」という熱を移動させるガスがあり、これが機能することで空気の温度調節をして冷暖房が使えるようになります。しかし、冷媒ガスはエアコン設置時の施工ミスや室外機の無理な移動、機械の故障などにより、漏れてしまう場合があります。
漏れているかどうかは、風の温度や配管に霜がついているかを確認するとわかるので、調子が悪い時はチェックするのが大切です。ガス漏れすると冷暖房を使えなくなるので、早めに業者を呼んで修理しましょう。