【自分でできる】エアコンの水が垂れる原因と解決法を徹底解説!
エアコンから水がポタポタと垂れてくると、故障だと思って焦ってしまいますよね。業者へ修理を依頼する前に、自分でできることはないのでしょうか。この記事では、エアコンから水が垂れる原因と解決法をご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
目次
エアコンから水が垂れる原因を解説
エアコン本体から水が垂れる原因のほとんどは、ドレンホースに関係しています。ドレンホースとは、室内に設置されているエアコンから発生した水を外に排出するためのホースです。それでは早速、エアコンから水が垂れてしまう原因を見ていきましょう。
ホース内にゴミが詰まってしまった
ドレンホースのトラブルで最も多いのが、ホース内にゴミなどの異物が詰まってしまうことです。ホース内が詰まってしまうと水流がせき止められてしまい、室内に設置されているエアコン本体にまで逆流します。その結果、エアコンからポタポタと水が垂れてしまうのです。
ホースの向きに問題がある
ドレンホースが屈折していたり上に向かって跳ね上がっていたりすると、うまく排水がなされずにエアコンから水が垂れる原因になってしまいます。ホースの向きはできるだけ真っ直ぐになっている状態が理想です。また先端部分は下向きになるように調整しておきましょう。
故障によるもの
設置の方法や使用状況に問題がないのにエアコンから水が垂れてくる場合、経年劣化による故障の可能性も考えられます。どのパーツが悪くなっているのか、本体の設計に問題があるのかを見分けるのは、ある程度の知識がなければ難しいでしょう。
ホースの排水口部分が塞がれている
ドレンホースの先端部分が障害物で塞がれていると、排水経路が確保できずにエアコンから水が垂れる原因になります。観葉植物やインテリア用品が排水を邪魔していた場合にはもちろん、ホースの先が水たまりにつかっている場合にも、排水がうまくいかない原因になってしまうため注意しましょう。
エアコンから水が垂れてきたときの対策
ここからは、エアコン本体から水が垂れてきたときの対策をご紹介します。
ホースの内部を掃除する
ドレンホースの内部に異物が詰まってしまっている場合は、掃除をして中のものを取り除きましょう。自分で掃除する方法としては、ドレン用サクションポンプでつまりを除去する方法と、掃除機でホースの中を吸い込む方法があります。場合によっては、古い歯ブラシや割り箸などを使ってもよい取り除くことも可能です。
ホースの向きを調整する
ドレンホースの先端が曲がっていたり跳ね上がっていると、水の流れが悪くなってしまいます。ほこりや泥などが溜まりやすくなってしまうため、ホースの向きを真っ直ぐに調整して、水がスムーズに流れるように工夫しましょう。
ホースの先端を確認する
ドレンホースを配置している場所付近は、十分なスペースを確保して障害物を置かないようにしてください。ホースの先が潰れてしまい排水が上手くいっていない場合には、元通りになるように広げるか交換が必要です。
室外機から水が漏れた
冬場の暖房運転時などに室外機から水漏れして焦ってしまう方も多いようです。気温の低い時期には、室外機の内部に霜がついて暖房能力が低下してしまうため、霜取り運転が行われます。
霜取り運転によって溶けた霜は、室外機の底にあるドレン穴と呼ばれる部分から排出されます。そのため、冷房を使用していたときにはホースから排水されていたのに、暖房に切り替えた途端室外機から水が出るようになった…というような場合でも、心配はいりません。
定期的な掃除が大切
エアコンから水が垂れるのを防ぐためには、フィンやフィルターの掃除をこまめにしておきましょう。フィンやフィルターにほこりがついていると、結露が発生しやすく故障の原因にもなりかねません。夏や冬などのエアコンをたくさん使う季節には、月1のペースで掃除を行うのが理想です。
解決しない場合には修理業者へ依頼しよう!
エアコンから水が垂れてきた場合、ドレンホース内の掃除やホースの向きの調整、フィルターやフィンの掃除程度であれば自力で対応できる場合がほとんどなので、挑戦してみましょう。しかし、正しく水漏れ原因を判断して、安全にエアコンや室外機の内部を触るにはある程度の知識が必要です。
最悪の場合、部品の故障や漏電等のトラブルに発展してしまう可能性もあるため、自分で解決できない場合には無理せず修理業者へ依頼しましょう。
前の記事へ
« エアコン故障の原因は?チェックポイントをご紹介