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ブレーカーが落ちる原因は?実は3種類あるブレーカーについて知ろう

ブレーカーが落ちた際の点検のイメージ

ブレーカーが落ちる原因は?

この記事を読むための時間:3分

ふとした時にブレーカーが落ちて、焦った経験がある方も多いはず。どんな時にブレーカーが落ちてしまうのか、気になっている方もいるのではないでしょうか?そこでこの記事では、ブレーカーが落ちる原因について紹介します。また、ブレーカーの種類による特徴や違いについても解説します。気になる方はぜひ読んでみてください。

そもそも「ブレーカー」とは?

ブレーカーとは、別名「配線用遮断器」と呼ばれる装置です。通常時は電気の回路や電気機器の電流を送ったり止めたりしています。そして、ある定量を超える電力を使用したり異常電流が流れた時に、電流を遮断することで設備を保護するとともに事故を防止する開閉器として働きます。つまり、ブレーカーは電気の安全装置という役割も持っているというわけです。

ブレーカーは3種類

ブレーカーには以下の3種類があります。ここからはそれぞれのブレーカーの特徴や役割を紹介します。

アンペアブレーカー

アンペアとは、一度に流れる電流の大きさの単位(A)であり、一度に使用できる電気の容量でもあります。アンペアブレーカーは、一度に使用する電気を制限するブレーカーで、電力会社との間で契約したアンペア数を超える電流が流れた時に電流を遮断するものです。ただし、近年は物理的なアンペアブレーカーが設置されていないスマートメーターも普及しています。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーは、家の中で漏電が起きたことを察知した際に電流を遮断するブレーカーです。漏電は火災や感電を引き起こし、人命にも関わる危険な状態なので、事故を防ぐために電流を遮断します。漏電ブレーカーの仕組みは、電流の行きと戻りの値を計測し、差を検知して漏電を発見するというものです。漏電があると電流が逃げるため、行きと戻りの値の差が大きくなります。

安全ブレーカー

安全ブレーカーは、別名「サーキットブレーカー」とも言うブレーカーで、許容を超える電流が流れた時などに、安全のために電流を遮断するものです。アンペアブレーカーが電力会社による「契約内に抑えるために遮断する」ブレーカーであるのと違って、安全目的で電力を遮断します。​​また、安全ブレーカーが落ちた場合は、家全体が停電するアンペア・漏電ブレーカーと違って、その系統の電気機器のみが停電することが多いです。

それぞれのブレーカーが落ちる原因・対処法は?

ブレーカーが落ちる原因と、落ちた時の対処方法もそれぞれ違います。それぞれのブレーカーが落ちる原因・対処法を紹介します。

アンペアブレーカーが落ちる原因・対処法

アンペアブレーカーが落ちる原因は、契約している電流量をオーバーして電気を使用していることです。電力会社によって、10A、20Aなど決められたアンペア数で契約する方法をとっていることがあります。アンペアブレーカーは、使用する電気量が各家庭の契約を超えると、自動で電流を遮断します。アンペアブレーカーが頻繁に落ちる場合は、契約アンペア数の変更を検討しましょう

漏電ブレーカーが落ちる原因・対処法

漏電ブレーカーが落ちる原因は、やはり漏電が原因です。漏電は、電気機器のコードの破損や劣化、水漏れをはじめとするさまざまな原因で発生します。放置するのは大変危険なので、すぐに電気工事業者に修理を依頼しましょう

安全ブレーカーが落ちる原因​​・対処法

安全ブレーカーは落ちる原因は、使用している電流量が、安全な許容電流を超えたことです。故障等によるショートによって落ちることもあります。安全ブレーカーは、問題が起きた回路の電流のみを部分的に遮断するので、停電が起きた部屋で使う家電の数を減らしたり、ショート箇所を修理したりすることで対処が可能です。

ブレーカーが落ちる原因を知って正しく対策しよう

ブレーカーが落ちる主な原因は、アンペアブレーカーは使用電気量の契約オーバー、漏電ブレーカーは漏電、安全ブレーカーは安全許容オーバーです。ブレーカーが落ちるのを防ぎたいなら、それぞれの原因を参考にして正しく対策をしてください。

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