アンテナを鳥害から守る方法について

この記事を読むための時間：3分

テレビアンテナ付近に住みついた鳥による糞の被害や、鳥が羽休めで留まった際にアンテナの向きが変わってしまったり、倒れてしまう被害が発生しています。また、最近では屋根にソーラーパネルを設置している家もありますが、テレビアンテナに住みついた鳥による糞でソーラーパネルが覆われてしまい、本来の機能を利用できない、といった二次被害も出ているようです。

テレビアンテナに鳥被害対策を講じることは可能ですが、「どういった対策があるのか」「自分でもできるのだろうか」などといった疑問も湧いてきますよね。そこで今回はアンテナを鳥による被害から守る方法について解説していきます。実際に屋根のアンテナが被害に遭っていらっしゃる方は、この記事を読んでぜひ参考にしてくださいね！

なぜアンテナは鳥に住みつかれるのか

まず、テレビアンテナの種類はいくつかあり、その中でも「八木式アンテナ」と呼ばれるものは、鳥の被害に遭いやすいテレビアンテナの代表格です。なぜ八木式アンテナは鳥に住みつかれるのか、その最もたる原因は八木式アンテナの形にあります。木の枝のような形をした八木式アンテナは高さもそこそこあるため鳥が留まるには絶好の場所です。

特に都市部の住宅地においては鳥が住みかにできるような森林も最近ではめっぽう減ってしまい、カラスなど、都市部に多い鳥が木の枝の形に似た八木式アンテナを好んで住みかとしていることも理由に挙げられます。また、鳥が一度留まった場所を覚え、そこを住みかとして長期にわたり利用する習性があることも、八木式アンテナが鳥に住みつかれてしまう原因の1つでもあるようです。

アンテナを鳥害から守る方法

アンテナを鳥害から守る方法はいくつかあります。身近に手に入るものを利用して防ぐ方法もあれば、アンテナ自体を違う形式のものに交換する方法もあり、実にさまざまです。具体的にどういった防止法があるのかについて、解説していきます。

鳥除けアイテムを利用する

現在はネット販売やホームセンターなどにおいて様々な形をした鳥除けアイテムが販売されています。この鳥除けアイテムをアンテナに取りつけ、鳥を留まらせなくする方法です。ベランダの手すり用の鳥除けアイテムでも、結束バンドを利用してアンテナの枝になった部分に固定すれば、鳥の滞留を十分防止することができます。

結束バンドを利用する

結束バンドを輪っかにして、アンテナの枝の部分へ大量に取り付けていきます。この時先の余った部分を上にし、トゲになるようにして並べると、鳥はアンテナに留まることができなくなり、長期にわたる鳥の滞留を防ぐことが可能です。

超音波害鳥撃退装置を利用する

超音波を発生することで鳥を追い払う「超音波害鳥撃退装置」を使って、滞留しようとする鳥を追い払うことが可能です。内蔵されたセンサーが鳥の存在を探知すると、鳥が嫌がる超音波を装置が発し、鳥の滞留を防ぎます。超音波害鳥撃退装置はネットでも￥3,000～￥4,000位で販売されており、安くて手軽に手に入る効率的な防止アイテムとして注目を集めていますが、屋根上の取りつけは危険が伴うので、業者に依頼することをおすすめします。

デザインアンテナに交換する

アンテナ自体を屋根の上に取り付ける八木式から、壁横に付ける「デザインアンテナ」に交換する方法です。デザインアンテナは長方形の箱のような形をしており、壁の横に取り付けて利用するので、鳥に滞留される心配が全くありません。ただし、立地条件によってはテレビの映りが悪くなる可能性もあるので、設置前に業者へ相談してみましょう。

鳥害対策はDIY可能？

鳥害対策は結束バンドや鳥除けアイテムをアンテナに取り付けたり、超音波害鳥撃退装置を取り付けたりすることで防止対策することができ、その作業自体はDIYが可能でしょう。しかし、これら防止法の作業は全てが屋根の上に上がっての作業になり、かなりの危険が伴います。高所での作業で失敗があると命にも関わりますので、やはり鳥害対策は業者に依頼することをおすすめします。

まずはプロに相談しよう

鳥害対策は身近にあるものを工夫して実施することも可能であり、その作業の難易度だけ見れば、DIYも可能かもしれません。ただし、屋根の上に設置されている八木式アンテナへの鳥害対策作業は高所作業でもあり、危険が伴う作業であることも認識しておかなければならないでしょう。自分の体への危険性を考慮すると、やはりプロに相談することをおすすめします。

アンテナの鳥害対策でお悩みでしたら、有限会社アラテックにぜひお任せください！アンテナの変更も含め、あらゆる状況に対し最良の方法をご提案させていただきます。