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換気扇の結露を防ぐ方法とは?発生する原因や対処法など徹底解説

結露で錆びついた換気扇

換気扇の結露を放置するとトラブルの原因に

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寒い季節などに換気扇から水滴がポタポタと落ちてきて、困った経験はありませんか。これは、換気扇周りの結露が原因です。結露しただけでは何かしらの異常が発生することはありませんが、この結露を放置してしまうと換気扇のトラブルや故障の原因になりかねません。今回は、換気扇に発生する結露への対処方法と結露の防止対策について詳しくご紹介していきます。

換気扇に結露が発生する原因とは

何故換気扇に結露が発生するかご存知でしょうか。実は、換気扇付近の急な温度変化が原因なのです。結露の量は、温度差が影響します。温度差が大きければ大きいほど、結露の量が多くなります。さらに、温度の変化が速ければ速いほど、結露の量が大きくなるのです。

 

キッチンの場合、同じ換気扇を使っていても、ガスコンロとIHクッキングヒーターを比べると結露発生のリスクが異なります。ガスコンロでは、火をつけると五徳とコンロ周りの空気が徐々に温まり、だんだん換気扇へと熱が広がっていきます。IHクッキングヒーターでは、ヒーターの上に置いたお鍋ややかんだけが温まり、湯気が出始めるとその熱が換気扇に伝わることになります。

 

つまり、ガスコンロは緩やかに換気扇に熱が伝わりますが、IHクッキングヒーターの方が急に熱が伝わることから、より結露が発生しやすくなるのです。

結露発生時の対処方法

では、換気扇が結露した場合は、どのように対処すればよろしいのでしょうか。

乾いた布でしっかり拭き取る

実は、換気扇の結露への対処方法はただ一つ。乾いた布を使って結露した部分をしっかりと拭いて、水滴をすべて拭き取ることです。水滴が少しでも残ったままだと、サビや故障の原因になりかねません。しっかり丁寧に、水滴を拭き取ってください。この時、必ずコンロやヒーターの火は消しておきましょう。

拭いてもダメなら業者に連絡を

きれいに換気扇周りの水滴を拭き取ったのに、まだ水滴が落ちてくるようなら、換気扇以外の場所が原因の可能性があります。水が濁っているようなら、排気ダクトの勾配が原因かもしれません。

 

通常、換気扇に吸い込まれた空気は、排気ダクトを通って排気口から排出されています。この排気ダクトの内側にも結露が発生するケースがあります。本来、排気ダクト内の結露は排気口に向かって流れる設計になっていますが、排気ダクトの勾配が数ミリであっても上向きだった場合、換気扇の方に結露が流れてくることもあります。

 

拭いても拭いても結露が発生するのであれば、専門業者に連絡して、しっかりと確認してもらうようにしましょう。

換気扇の結露を防止するには?

換気扇の結露は拭き取ればいいですが、その結露が発生しなければ、換気扇のお手入れがずいぶん楽になります。換気扇の結露を防止するには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

エアコンをつけたままに

結露防止の一番簡単な方法は、室内のエアコンをつけっ放しにすることです。エアコンをつけることで、室温を上げて室内の空気を動かせば、急激に温度が変化することが少なくなります。

 

エアコンの機種や年式によって電気代は違いますが、だいたいの目安として一ヵ月当たり約2,850円と考えておけば大丈夫です。少し電気代がもったいない気がしますが、結露が原因の故障やその修理に費やす時間やコストを考えると、十分お得です。

ウレタンフォームを使用する

換気扇の結露防止策として、ウレタンフォームの使用もおすすめです。スプレータイプのウレタンフォームであれば、換気扇周りに吹き付けるだけで結露を防ぐことができます。この場合、火の近くでは絶対に使わないようにしてください。ウレタンが溶けてしまい、後始末が大変です。

換気扇の結露は早めの対処がポイント

換気扇周りにできた結露は、拭き取ればなくなるので、重要視しない方もたくさんいます。しかし、結露を放置してしまうと、カビやサビの原因にもなりかねません。結露が発生したら、早めに乾いた布でしっかり丁寧に拭き取りましょう。早め早めに結露に対処すれば、換気扇のトラブルも防げますよ。

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