エアコンのドレンホースの交換は定期的に!劣化の原因と対処法も解説
エアコンを長く使っていくためには、ドレンホースの交換を定期的に行うことが必要です。ドレンホースはエアコンの内部で発生する水を外に出すという大切な役割があります。本記事では、ドレンホースの交換手順と劣化の原因について解説します。業者に依頼したほうがいいケースについてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
目次
エアコンのドレンホースの役割
ドレンホースは2本あり、室外機と室内機についています。室外機のドレンホースは、壁の穴を通って他の配管と一緒にテープなどに巻かれて外壁沿いに設置されています。ドレンホースの役割は、エアコンの内部の水を排出することです。エアコンの冷房機能を使うことによって、エアコン内に結露が発生します。その水がドレンホースを通って外に排出されます。
ドレンホースの劣化
ドレンホースが劣化してしまうと、エアコンの水漏れやエアコン内でのカビが繁殖するなどの原因になります。エアコンのトラブルを避けるためには、定期的にドレンホースを点検しなくてはいけません。ここでは、ドレンホースの劣化の原因と劣化を防ぐポイントについて解説します。
ドレンホースの劣化の原因
ドレンホースの劣化の原因は、主に紫外線や雨風を浴びてしまうことです。ドレンホースは屋外にあるので、紫外線や雨風の影響を避けられません。一般的なドレンホースはプラスチック製のため、紫外線を浴び続けると劣化してしまいます。さらに雨風にさらされることで、ひび割れたり折れたりしてしまうのです。
劣化を防ぐポイント
ドレンホースは屋外にあるため、ある程度の劣化は仕方ないのですが、少し工夫することで長持ちさせられます。そのためには、ドレンホースを紫外線に強い素材でカバーすることがおすすめです。塩ビ製などのカバーで覆うことで、紫外線と雨風から守れ、ドレンホースが長持ちするでしょう。
また、ドレンホース内に虫やごみなどが入ることによって、詰まってしまう場合もあります。ドレンホースの詰まりを予防するには、定期的にホース内を掃除しましょう。ドレンホースの掃除は掃除機を使って自分で行うことができます。ドレンホースを掃除するときには、エアコンの電源を切ってコンセントを抜いておきましょう。それから次のような手順で掃除をします。
- ドレンホースの排出口に使わないタオルやガーゼなどを当ててふさぎ、輪ゴムでしっかり留める
- ドレンホースの先端を持って掃除機の吸い込み口を当てる
- 空気が漏れないように掃除機で詰まりを吸い出す
掃除が大変だという人は、専用のホースクリーナーも販売されているので検討してみてください。防虫キャップをつけて虫の侵入を防ぐのもおすすめです。
ドレンホースの交換手順
ドレンホースの耐久年数は一般的に3~5年といわれています。ホースにひび割れや折れなどの劣化が見られたら、交換を検討しましょう。そのまま使い続けていると、劣化が進んで自分で交換できなくなったり、エアコンが故障したりする恐れがあります。ここではドレンホースの交換方法について解説します。
用意するもの
用意するのは次のものです。必要な材料はホームセンターで購入できるので、自分でも簡単に交換できます。
- 新しいドレンホース
- カッターもしくはハサミ
- ドレインジョイント(ホースを結合させるもの)
- 配管用テープ
ドレンホースにはさまざまなサイズがあるので、サイズ確認を忘れずに行いましょう。
ドレンホースの交換手順
ドレンホースは、次のように交換できます。
- 古いドレンホースを外す
- ジョイントを使って新しいドレンホースをつなげる
- ドレンホースの接続部分をテープで巻き付ける
- ホースの長さを調節する
古いドレンホースはテープで巻き付けられていたり、ジョイントで結合されたりしています。結合されている部分を外せば簡単にドレンホースは外せますが、ジョイントがない場合は劣化した部分をハサミで切りましょう。新しいドレンホースを取り付けるときは、しっかりと固定することが大切です。テープを巻き付けて水漏れしないようにしましょう。
ドレンホースの交換を業者に依頼したほうがいいケース
ドレンホースは自分でも簡単に交換できますが、中には業者に依頼したほうがいいケースもあります。例えば、エアコンの室外機が高い場所に取り付けられている場合です。その場合はドレンホースも高い場所にある可能性が高いので、高所での作業となります。危険が伴う作業になるので、業者に依頼したほうがいいでしょう。
また、室内機から接続されているホース全体を取り替えるのは難しいです。その場合も業者に頼んだ方が安心です。
不安な場合はプロの業者に相談しましょう
ドレンホースを交換したいと思っても、サイズがわからなかったり交換に自信がなかったりする人もいるでしょう。よくわからないまま自分でしてしまうと、後からやり直さなくてはいけなかったり、他の配管を傷つけたりしてしまう可能性もあります。自分で交換するのが不安な場合は、プロの業者に相談して交換してもらいましょう。