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漏電ブレーカーが落ちるのはナゼ?落ちた時の対処法と併せて紹介

落ちる可能性のある漏電ブレーカー

 

家庭やオフィスなど、さまざまな場所で安全に電気設備を使用するには、「漏電ブレーカー」の存在が欠かせません。漏電ブレーカーは、電流の漏れを検知すると自動的に落ちるようになっています。本記事では、漏電ブレーカーが落ちる主な原因と、落ちた時の対処法について詳しく解説します。安全に電気設備を使用できるよう、ブレーカーについて詳しく見てみましょう。

この記事を読むための時間:3分

漏電ブレーカーが落ちる原因

漏電ブレーカーは、電流の漏れを検知したら即座に電気回路を遮断して、感電や火災事故を未然に防ぐ役割を持っている重要な機器です。ここでは、ブレーカーが落ちる原因となる「漏電」が起こり得る状況について詳しくご紹介します。

プラグとコンセントの間にゆるみやホコリがある

プラグとコンセントの間にゆるみが生じたりホコリが溜まったりすると、その隙間から漏電する場合があります。特に、長い間掃除されていない場所にあるコンセント付近には、ホコリが蓄積し、そこに空気中の湿気が加わることで、発火にまで繋がる恐れもあり、危険です。対処法としては、定期的にプラグとコンセントを点検し、ゆるみやホコリを取り除くよう心掛けましょう。

湿気や天候などによる水分の侵入

最も多い漏電ブレーカーが落ちる原因として、湿気や天候による水分の侵入が挙げられます。雨漏り、湿気、結露などによって、電気設備やコンセントに水分が浸入すると、絶縁体の劣化や異常な電気の流れ道ができ、漏電が発生する可能性が高まります。湿気や水分による漏電の危険性は、梅雨の時期や湿度が高い環境、屋外や水回りに設置されている電気設備で起こりやすいです。

 

このような条件に当てはまる電気機器類に関しては、特に注意して定期的に点検・掃除をすることが重要です。万が一、雨漏りをしている場合は、電気配線に水が浸入しないよう、早急に修繕作業を行いましょう。また、屋外や湿度が高い環境に設置されている電気設備は、防水対策を施したり適切な絶縁材料を使用したりするなどの工夫が求められます。

電化製品や配線の劣化

電化製品や配線が劣化すると、内部の回路や絶縁体が破損し、漏電する可能性が高まります。経年劣化以外にも、電化製品のコードが強く折り曲げられたり、ペットが悪戯したりすることで、配線や絶縁体の摩耗が進み、漏電しやすくなります。絶縁体が破損した家電製品や配線は、漏電する前に早急に交換するようにしましょう。

漏電ブレーカーが落ちた時の対処法

漏電ブレーカーが落ちたら、どの回路で漏電が起こっているのかを特定する必要があります。そのためには、まず「アンペアブレーカー」「安全ブレーカー」「漏電ブレーカー」を全て切ってください。次に「アンペアブレーカー」と「漏電ブレーカー」を入れたら、「安全ブレーカー」を一つずつ入れていきます。

 

「安全ブレーカー」を入れた瞬間に「漏電ブレーカー」が落ちた場合、その回線で漏電が起こっているということになります。該当する回線の「安全ブレーカー」以外は入れられるので、他の回線の電気は普段通り使用できます。漏電が起こっている回路の確認が終わったら、電気の工事を行う専門の業者に相談してください。

漏電ブレーカーを落とさないように、原因と対処法を心得よう

今回は、漏電ブレーカーが落ちる主な原因と、落ちた時の対処法について詳しく解説しました。漏電ブレーカーは、電流の漏れが起こると自動的に落ちる仕組みになっています。電気設備は水に弱く、特に梅雨の時期や湿気、結露による水分の侵入によって漏電が多発するようです。

 

また、プラグとコンセントの接続不良や配線の劣化も漏電の原因となるため、定期的な点検や清掃、新しい物への交換などの対処が必要です。電流が漏れると微量でも、感電や火災などのトラブルを引き起こす原因となるので、漏電ブレーカーを落とさないよう、電流が漏れる原因と対処法を心得ておきましょう。

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