エアコンの配管穴あけ工事の費用はいくら？外壁ごとの相場をご紹介

2024.06.24

エアコンの穴あけ工事をする様子

エアコンを設置する時は、部屋の壁に配管用の穴をあける必要があります。しかし、穴あけ工事はいくらかかるのか、相場がわからない人も多いでしょう。そこでこの記事では、エアコンの配管穴あけ工事の費用相場を外壁別に解説し、設置に必要な標準取り付け工事やアスベスト調査の費用についてもご紹介します。

この記事を読むための時間：3分

エアコンの標準取り付け工事の内容と費用相場

配管穴あけ工事は、基本的にはエアコンの標準取り付け工事に、追加料金を払って依頼します。穴あけのみを請け負う業者もありますが、通常はエアコンの設置とセットで行うため、標準取り付け工事の内容と費用相場も知る必要があります。標準工事の内容は、以下の通りです。

工事費用はおおよそ1万5千円程で、配管穴あけや配管延長など上記以外の施工を頼む時は、追加料金がかかります。

エアコンの配管穴あけ工事の費用相場を、以下の外壁別に解説します。

木造とモルタルの配管穴あけ工事の相場は、おおよそ2〜5千円です。比較的工事しやすい壁材のため、他の外壁よりも費用は安く済みます。業者によっては、木造とモルタルの穴あけは標準取り付け工事に含まれている場合もあるので、事前に確認すると良いでしょう。

ALCの配管穴あけ工事の相場は、おおよそ3〜5千円です。壁の中に鉄筋や電線が通っているため、慎重に穴をあけないと壁の強度が落ちたりコンセントが使用できなくなったりします。そのため、木材やモルタルに比べると少し料金が高いです。

コンクリートの配管穴あけ工事の相場は、おおよそ1万〜1万5千円です。壁の厚みによって費用が変わり、厚い場合はさらに追加料金がかかるので、事前見積もりを行いましょう。

タイルやレンガの配管穴あけ工事の相場は、おおよそ5千〜1万円です。施工が難しく、場合によっては穴を開けると壁材が破損してしまうため、施工を断る業者もいます。工事の際は事前に問い合わせて、施工可能か確認しましょう。

2023年10月より、エアコンの設置や撤去にアスベスト調査が義務化されました。ただし、2006年9月1日以降に着工された建築物は、アスベストを含む建材の使用が禁止されているため、調査する必要はありません。調査と対策工事について以下より解説します。

アスベストの調査費用は、おおよそ3〜5千円です。調査には以下の書類が必要なので、事前に用意しましょう。

アスベストを使用している可能性が高い時は、再度分析調査をする必要があり、別途追加料金がかかる場合があります。追加料金は業者によって変わるので、見積もり時に確認すると良いでしょう。

アスベストの使用が確認された場合は、対策工事が必要です。費用はおおよそ1万〜1万5千円かかり、業者ごとに差があります。対策工事を終えたら、エアコンの取り付け工事を始められます。

エアコンの穴あけ工事を行う時は、標準取り付け工事の追加施工という形になるため、外壁別に追加料金がかかります。追加料金の相場は、木材やモルタルで2〜5千円程、ALCは3〜5千円程、コンクリートは1万〜1万5千円程、タイルやレンガは5千〜1万円程です。

また配管の穴あけにはアスベスト調査が必要なため、調査費用とアスベストの使用が確認された場合は対策工事費用もかかります。工事費用は業者によって変わるので、安く抑えたい場合は複数業者を比較しましょう。

前の記事へ

次の記事へ