エアコンが冷えないのは故障?原因を解説
夏になりエアコンを起動させたけど、部屋が冷えないといった経験はないですか?故障も考えられますが、そのほかにも部屋が冷えない要因は様々あります。この記事ではエアコンを作動させても部屋が冷えない時の原因を解説していきます。
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目次
エアコンのフィルターにホコリが詰まっている
エアコンの風はフィルターやファンを通って外部に出るため、エアコンのフィルターやファンにホコリが詰まっていると冷風も温風も通りづらくなります。ホコリがフィルターに詰まらないようにするには、定期的なエアコンフィルターの掃除を行うようにしましょう。きれいな状態を保つことで冷房が効きやすくなります。目安としては月に2回の掃除をし、そのうちの一回は水洗いをするように心掛けましょう。
それでも冷房の効きが悪い場合は、内部の手の届かない所のホコリが原因の可能性があるため、プロの業者に頼むのも一つの手です。また最近は自動お掃除付きエアコンも販売されていますが、自動お掃除機能で表面のホコリはとることができても、エアコン内部の細かい所まではとることができないので、最低限のお掃除はする必要があります。
室外機に異常がある
冷房が効かない理由はエアコンのみにある訳ではありません。室外機は室内の暖かい空気を外に放出する役割があります。その役割がなんらかの原因によってうまく熱が放出されないことも冷房の効かない原因になります。
室外機の周りに物が置いてある
室外機の周りに物を置くと、室外機からの熱放出の邪魔になるため室外機から熱の放出がうまくいかず、冷房が効かない原因になります。また室外機のカバーなども売られていますが、物によっては熱の放出の妨げになる場合があるため各メーカーの純正品を使うと良いでしょう。
室外機に直射日光が当たっている
室外機に直射日光が当たると室外機に熱が溜まり、熱の放出をうまくすることができません。それに伴いエアコンの効きも悪くなります。そのため室外機は直射日光を避けられる場所に設置したり、すだれなどで日光を遮るようにしたりするなど、直射日光が当たらない工夫をすると良いです。
エアコンの冷媒ガスが漏れている
エアコンには熱を運ぶ冷媒ガスが配管に充填されています。この冷媒ガスが何かの原因で漏れ出すと、温めたり、冷やしたりすることが出来なくなります。よく冷媒ガスは減るといった誤解がありますが、自然に減ることはなく、何かしら原因があって減っていきます。その原因として、配管取付時のミスや、経年劣化による配管の腐食、室外機の移動時に起こる銅管のずれなどによるガス漏れがあります。
もしも冷媒ガスの漏れが起こってしまったら、エアコン業者に依頼してガスの補充を行いましょう。取付ミスによるものであれば、業者の責任のため無償の場合が多いですが、経年劣化や腐食によるものは有償になります。
コンプレッサーの故障
コンプレッサーは室外機の中の冷媒ガスを循環させる部分です。耐久性もあるため、あまり故障を起こすことはありません。ただし10年程経過していると劣化により故障することがあります。エアコンの冷房を作動させて室外機から温かい風が出れば、正常に作動している証拠です。温かい風でなければコンプレッサーが故障していることになります。
部屋の広さとエアコンの機能が合っていない
エアコンにはそれぞれスペックがあり、〇〇畳用という表記が書かれています。機能が合っていない理由として多いのが、引っ越しを行って部屋を広くした際にその部屋の広さにエアコンの機能が合わず、部屋が冷えないといったケースです。
別の理由として注意したいのは建物の造りが木造と鉄筋でも変わってくる点で、鉄筋よりも木造のほうが気密性が落ちるため、畳数は木造の方が実際よりも広めで考える必要があります。
エアコンの機能が合わないといった問題にならないためには、確認してから購入をすることがとても大事です。自分の部屋の広さを理解したうえで、適正なエアコンを購入するようにしましょう。
まとめ
エアコンを起動させているのに部屋が冷えない時は故障も考えられますが、それ以外の要因もあります。その要因の中には自分で解決できることもあるため、自分で解決できるものは自分で解決し、難しいものに関しては業者に頼みましょう。そうすることでわざわざ業者を頼んでお金を払う必要がないため、節約にも繋がります。まずは上記の要因を試してみてはいかがでしょうか。